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3/14(火) 総合的な探究の時間(1・2学年合同)
3月14日(火)1,2限の総合的な探究の時間を利用して1,2学年合同で法教育を体育館で行いました。
この日、埼玉県行政書士会より11名の方に来校していただきました。
行政書士の仕事は多種ありますが、“トラブルを未然に防ぐ”という役割があることから、今回は最近あった事件を題材にした法教育となりました。
集まった1,2学年の生徒を、学年や科(普通科、美術科)関係なくバラバラにしたうえで8人グループを22班つくりました。
今回グループワークを2つ準備しました。
1つ目は「回転寿司のいたずらを予防するにはどんなことが考えられるか?」をテーマにグループで話し合いました。「この行為って観て面白い?」とグループ内に問いかけましたが、ほとんどの生徒は面白いとは思わないし、自分はやらないという意見が多数でした。同じ内容のニュースをよく耳にしますが、いたずらしてしまった人も悪いということは分かっていたはずです。「分かっていながら、なぜやってしまったのか?」をグループで話し合いました。
「目立ちたかったから」、「周りに友達がいてノリでやってしまった」など意見が出ていました。実際自分が同じ状況になったときどうするかを考えるきっかえになればいいなと思っています。
休み時間を経て、2つ目は「どこまでがOK、どこからがNG?」をテーマに、「醤油差しに口をつけず醤油を飲む」、「一皿だけ取って長時間居座る」、「商品を注文したが、気が変わったので取らない」など10個の項目において“アリ”、“ナシ”をそれぞれ理由をつけてグループ内で話しました。中にはアリかナシどちらか悩む項目もあり、グループ内で色々な意見が出てきました。
“相手の意見を否定しない”という話し合いのルールが事前に周知されていたので自分の意見が言いやすかったようです。
話し合いの中、各グループ内で“アリ”、“ナシ”を分ける基準が出来てたところで各グループの発表を行いました。発表後、各グループの行政書士の方から講評をいただきました。
グループワーク終了後、最後にデジタルタトゥーの話がありました。一度ネット上に出た画像、情報は完全に消すことは出来ないことからこの名前がつけられています。
軽はずみでアップしてしまった情報がもとで取り返しがつかないことがある事を学んで欲しいです。
今回の授業のために行政書士の方々と数回打ち合わせを行ってきました。
この時期が確定申告等で一番忙しいにも関わらず、この授業のためにご協力いただいた埼玉県行政書士会の皆様、連絡調整等遅くまで準備に関わって下さった岡野様、本当にありがとうございました。