校長室より

1月10日(金) 「映像表現」でアニメーション制作実習を行いました

   1年生美術科「映像表現」の授業で、数秒のアニメーション動画を制作しました。アニメーション動画作成アプリを使い、「バウンドボールを描こう」と題して、ボールが地面に弧を描きながら弾む様子を数秒の動画にするという実習です。

   アニメーションというと、セル画等、二次元的な平面に描くということを思い浮かべることが多いのではないでしょうか。今回の実習では、それをアプリで効率的に行っています。

 他の方法では、3次元の物体等を少しずつ動かしながらコマ撮りするストップモーションという方法もあります。今では、コンピューターを用いて、2次元や3次元のCGで制作することもできます。そして、人が演じれば実写版ということになりますが、要するに「人や物に動きを与える」ということの一つの手法がアニメーションというものです。

 アニメーションの語源は、ラテン語のAnima(アニマ)に由来し、「生命」とか「魂」という意味です。ですから、「アニメーションをつくる」とは、「動かないものに命を吹き込み、動かないものを連続的に表示することで動いて見えるようにする」ということです。

 令和8年度開校の新校美術表現科では、このようなアニメーションに関する知識・技能を1年次から学ぶことができます。また、3年次アニメーション専攻の生徒は、卒業制作としてアニメーション動画をつくることを目標としています。